こんにちは!!
上田です。

バッテリーにとって、過酷な季節が到来しました!
夏は勿論ですが、冬はバッテリー自体が低温となり、出力が低くなる為、暖かい時は始動できても、寒くなると始動出来ないという事も多いのです!
そこで、今日は日頃からのバッテリーチェックに重宝するアイテムをご紹介させて頂きます。
そのアイテムがこちらの「Kaise(カイセ) デジタルマルチテスター KU-2600 WIT仕様」です!

メーカーからの出荷される時は、通常本体&テストリードだけなのですが、このWIT仕様には、収納時に非常に重宝する「ソフトケース」の他、電圧/電流測定時に便利な「ワニ口クリップ」、さらに近年の車種に採用されている小さなコネクターチェック時に使用する「精密テストリード」がセットとなっています。

デジタルテスターは、他のメーカーより様々なモデルが紹介されていますが、カイセのデジタルテスターは特に自動車/バイク等での使用を考慮したレンジ並びに仕様となっている為、プロアマ問わず自動車系メンテナンステスター人気が高い製品です。
仕様並びに計測レンジは以下の通りです。
<仕様>
表示:4000カウント、文字高12mm
サンプリング:2回/秒
レンジ切換:オート/マニュアルレンジ
電源:1.5V 単3電池2本(付属)
寸法・重量:長さ155x幅75x高29mm、180g


このテスターの特徴ですが、まず液晶に表示される文字が大きいので非常に見やすいというのがありますが、それ以上に車関係で使用する際に重視されるのが耐久性ではないでしょうか。
KU-2600には、耐衝撃/振動を和らげる為に、最初からグリーンのラバーガードが付属しています。
これは、他メーカーではオプションとしても設定少ないパーツです。

さらにこのラバーガード裏面には、プラス/マイナスのテストリードを保持するホルダーが付いています。
一例ですが、計測作業を行う際にテスターを置く場所が確保できない場合は、本体と2本のテストリードを持っての測定作業となりますが、この場合は非常に不便となるので、1本のリードをホルダーに取り付けたまま本体ごとリード先端を計測点に当てる様にすれば、数値を読みながら確実に計測出来ます。
また、本体裏面にはテスター本体を約45°ほど立てて使用可能なスタンドが備わっています。

WIT仕様で付属しているワニ口クリップは、クリップ部の根本方向にテストリード先端を直接差し込める構造となっているので、挟んで保持する必要がある際にはかなり重宝します。
また、精密テストリードは片側がワニ口クリップになっているので、テストリードを接続するだけでなく、他の用途にも使用出来ます。
さらにテストリードのピン先は0.4mm極細先端となっているので、最近多いミニカプラー等、テストリード先端ではアクセス出来ない細かい箇所での計測が可能となります。

尚、KU-2600は10Aまでの交流/直流電流測定が可能となっています。
電流測定で使用する際には、テストリード根本をA(アンペア)側のコネクターに差し込んで使用します。

テスターを使用しているとうっかりしていて「しまった!」という事がありますが、万が一誤って大きな電流が流れてしまった場合でも、テスター本体内部に内蔵されたヒューズが切れ、基盤側を守る構造となっています。
ヒューズの交換は本体カバーを外し、本体裏側の電池カバーを外て本体の下にある二つのビスを外せば裏ブタを開けることが出来ます。
尚、ヒューズ交換の際は他の基板部をむやみに触らない様にし、必ず電池を抜いてから作業を行ってください。

正面向かって右側にある透明なヒューズ(0.5A/250V)がmA用となり、正面下部の中心部が白くなっているヒューズ(10A/250V)が10A用となります。
もしヒューズが切れた際は、そのレンジが測定できなくなりますのでヒューズを交換してください。