こんにちは!
上田です。
本日は、以前よりWITで非常に人気が高いアイテム、USA MECHANIX(メカニクス)社のワークグローブをご紹介させて頂きます!
ワークグローブと記載しましたが、元々はUSAで行われている様々なレースメカニック用に専用モデルを開発した事から始まり、その後には多くのメカニックが愛用していた程、フィッティング感はもとより用途毎に特徴が考慮されたモデルの多さや耐久面、カラー等が非常に多彩だった事もあり、USA国内のグローブメーカーとして著名になりました。
その後、USAの軍隊や警備等に正式採用された事で、タクティカル系グローブとしても脚光を浴びています。
またメカニックやタクティカル系のみならず、バイクやレーシングカート、ロードバイクやBMX等の自転車やジェットスキー等でも愛用されている方々が非常に多いのが、メカニクスグローブです。
その理由の一つとも言えるのが、メカニクスグローブ全般において近年採用されている主たる素材に「Trek dry(トレックドライ)」という合成皮革の特徴が考えられます。
この素材はポリエステル、セラミック、竹等の素材の組み合わせで構成されており、体温が上がると共に湿気を放出する作用が上昇するという通気性質を有す特徴を持っています。
また、以前のモデルでは対応していなかったのですが、近年のモデルに関してはタッチパネル対応となっているのも一因と感じられます。
数あるメカニクスグローブの中でも、最もスタンダードで人気があると言っても過言ではモデルがこちらの「ORIGINAL(オリジナル)グローブ」です!
サイズ、カラー設定が、メカニクスグローブモデルの中で一番多く、様々な用途で使用されています。
親指と人差し指部は、接触や摩耗が特に箇所となる為、補強が施されています。
リスト部分は、熱可塑性ゴム(ゴムとプラスチックの両方の性質を持つ)を使用し、マジックテープで締め具合を調整出来る様になっています。
一方、こちらの「FASTFIT(ファーストフィット)グローブ」は、オリジナルグローブと似たような特徴を持ちつつ、厚さが約0.6mmと薄めで、また着脱が容易となっています。
リスト部分に伸び縮み可能なゴムが備わっているので、都度マジックテープの様に締め具合を調整する必要がありません。
タクティカル系ユーザーの中には、オリジナルよりファーストフィットを愛用されている方の声も多く聞きます。
この「M-Pact(エムパクト)グローブ」は、耐衝撃に関して特化したモデルとなっています。
先ほどのオリジナルシリーズと比較して、見た目から作りが異なっている事がお分かり頂けると思います。
かなりゴツいイメージ感がありますが、実際に装着してみると、意外に柔らかいというのが第一印象です。
手の甲側には、随所にハードな衝撃から手をガードする為の熱可塑性ゴムが装備されています。
また手の平側には、D3Oという衝撃吸収素材を採用しています。(赤矢印部分)
この素材は、ライダースーツやスマホケース等、衝撃が予想される箇所に幅広く採用されている素材で、通常は柔らかく柔軟性を持っていますが、衝撃を受けるとそのエネルギーを吸収し固くなり、その後に蓄えたエネルギーを放出すると柔らかくなるといった性質を持っています。
さらに、欧州でバイク用グローブとして販売する際に必須となる安全防具性能基準、EN 13594をクリアーし、タッチパネル対応となっています。
他には、こちらの「SPECIALITY VENT(スペシャリティーベント)グローブ」というシリーズもあります。
このモデルは、とにかく通気性&放熱性にこだわったモデルで、ベース素材が薄めとなっているだけでなく、画像をご覧頂いてもお分かり頂けると思いますが、手の甲、平側いずれにも多数の通気用の穴が設けられています。
また、親指部分に備わっているマイクロフリースは吸水性を持ち、額から落ちてくる汗を拭う事が出来る様になっています。
オリジナルやM-Pactシリーズの名が通ってしまっている為、陰に隠れた存在の様に感じますが、一度使用されたユーザーからのリピートが意外と多いのが、「Material 4X(マテリアル4エックス)」シリーズです。
こちらのモデルは一見、天然革を採用したモデルの様に見えますが、実はこの革も合成皮革なのです!
この皮革は、天然皮革同様もしくはそれ以上の耐摩耗性を持ちながら、使用初期からのフィット感が、使い込んだ状態と差があまり無い程、強く柔らかい合成皮革です。
画像のモデルは、「Material 4Xグローブ」と「Material 4X M-Pactグローブ」で、それぞれ基本構造は、オリジナル、M-Pactグローブと同様となっています。
このMaterial 4Xを使用したユーザーからの声で最も多く聞かれるのは、やはり摩耗性(耐久性)の高さです!
特に、バイクのグリップをアルミ製に変更されている方や仕事等で指先に力を入れ対象物を持つ事が多い様なケースでは、オリジナルやエムパクトよりも良かったという声を頂いています。
他にも、腕を熱傷から守る「Heat Sleeves(ヒートスリーブ)」や男性用サイズよりも全体的に小さく作られている「Women`s(ウィメンズ)グローブ」(在庫が無くなり次第終了となります。)、指先がカットされている為、指先の感覚を重要視される作業向けの「M-Pact Fingerless(エムパクトフィンガーレス)グローブ」、Ballistic Nylon(バリスティックナイロン)という軍用に開発されたナイロン(通常のナイロンの約5倍の強度)を採用し、2重ステッチや約15cmほどの長さがあるノートやメジャー等でも収納可能なワイドポケット等を装備した「Shop Apron(ショップエプロン)」などは一例で、さまざまなシーンで活用可能なアイテムがこれら以外にも多数ラインナップされています。
メカニクスグローブの大きな特徴の一つとして言えるのが、洗濯機を使用しての洗浄が可能となっている点です。(一部モデルで不可となっている製品もあります。)
逆に言えば水に濡れても問題ないと言う訳です。
また、同モデルであっても毎年、デザインや使用素材等、何かしらのモデルチェンジが行われている点も、ユーザーを惹きつけている魅力かも知れません。
グローブに関しては、使用される方々の用途や好み等もあると思いますが、機会があればぜひ一度使用してみて頂きたいグローブです!!