今日の工具は、最近問合せの多い Clic-R(クリック アール) に関する話題です。
欧州車の燃料ラインやブローバイホース等、昨今ホースバンドとして採用されているクリック-Rは、日本車のインテークパイプなどにも使われる様になって参りました。
専用工具さえあれば、傷を付けずにワンタッチで着脱可能、規格サイズがあり、再利用可能等が採用され始めた理由です。
しかし、専用工具がないと着脱は困難で、マイナスドライバー等で無理をすると変形させてしまいます。
上記画像、3点の工具は、全て共通してクリック-Rに対応していますが、クリック-Rを外す際”肝”となるのが、工具側の角度。
角度の悪い物は、専用品であってもフックがせり上がらず、外すどころかバンドを潰してしまいますが赤いハンドルのホースクランププライヤー含め、メーカー純正特殊工具(純正SST)よりも、「使い勝手が良い」と、好評です。
外すだけで無く、取り付けにも対応。バンドに対して工具の向きを替えるだけでOKです。
比較的作業スペースがあれば、プライヤ-でも対応できますが、最近は逆向きにセットされているバンドやプライヤーが入らない場所も多いと聞きます。
その際に有効なのが、上記画像のクランプタイプの3WAYホースバンドツール。
場所を必要とせず、バンドをしっかりとくわえて離しません
途中迄は指で回しますが、それ以上に締め込む際には、1/4Drのラチェット、14mmのメガネレンチ、ソケット等で締めこみます。クリック-R以外にも、一般的な通常のホースバンドにも対応しています。
クリック-Rに対応する爪が両サイドに付属しますが、対角線上に爪の位置が有るので、本体の位置を入れ替える事無く、締め、緩め、に対応します。
手すら入れ辛い様な狭い箇所には、3WAYホースバンドプライヤーの出番です。
プライヤーからワイヤーが出ており、その約65cm先にはクランプがついていますので、遠隔操作にてバンドを緩める事が可能です。
もちろん、プライヤーから手を離してもバンドを緩めた状態にて保持する事が可能です。
使ってみると分かりますが、この手の専用工具は、「何で早く使わなかったんだろう?」と、思う程簡単に作業が進みますよ♪是非オススメしたいアイテムです。