九月に入り、東京に吹く風も幾分秋らしさを感じる様になりました。日中は30度を越える日もありますが、もう夜は肌寒さを感じます。

空冷エンジンのバイクに乗る者としては、嬉しい季節の到来です!なんせ夏場は渋滞に入るとエンジンにメリハリが無くなり鈍重になってしまうのですが、気温が低くなるに連れ本来の性能が楽しめるんです♪

そんな古いエンジンには、ポイントシステムと呼ばれる機械式の点火装置が採用されており、重りを使い点火時期を制御しています。

仕組みは非常に単純で、一定の回転数に達すると重りが遠心力によって動き、点火時期が進角する仕掛けです。

定期的なメンテナンスは欠かせませんが、シンプルな構造からコストも低く独特の乗り味から今でも愛用者が多いのです。

私も、以前は紙ヤスリで接点のメンテナンスを行なっていましたが、後にスナップオン製の極薄ヤスリを愛用しており、以前のブログでも、ご紹介しています。

現在、私のハーレーは、機械式のポイントシステムからデジタルシステムに変更を行い、技術の進歩を肌で感じながら楽しんでいますが、メンテナンス好きの私としては少々物足りなさを感じながらも加速力向上の魅力には勝てません・・・

今日は、古いイタリア車を心底愛する常連のお客様より、ポイント接点のメンテナンスに欠かせない、極薄ヤスリのご注文を頂きました。

当時の私も極薄ヤスリを探したものの、思いのほか出しているメーカーが少なく驚いたのを覚えています。

国内トップシェアを持つ“ツボサン”より取り寄せた、このヤスリもスナップオン同様に、1.13mmの薄さを誇ります。

ご注文頂いたお客様曰く、ポイントの接点が荒れてくると、アイドリングや出だしの感じに違和感を感じるのだとか・・・
車と対話しながら乗っていらっしゃるからこそ、微妙な変化を逃さないんでしょうね!素晴しい!
当時の私は、走らなくなるまで気付きませんでしたよ・・

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