先日、休日に店舗に遊びに来たのですが、そこで工具に詳しい方とお話をする機会がありました。
その方はいろんな有名な会社の製造ラインを作ったりしているとのことでした。
私の大好きなお菓子の製造ラインも作っていて、とてもお話が面白かったのですが、
その方の腕には多数の傷跡が!
聞くところによると、機械や刃物でけがをしたのではなく、結束バンドでの傷だとのこと!
結束バンドっていまや家にある当たり前のアイテム。DIYの本などでもよく登場します。
我が家でもテレビの裏の配線はしっかりと結束バンドでまとめています。
そんな結束バンドが、こんなに痛々しい傷をつけるなんて、想像もできませんでした。
結束バンドのどの部分で傷がついたのかというと、この切り口です。
結束バンドを閉めたときにビヨーーーンって残っているこの部分、切りますよね。その切り口がきれいに切れていないと、凶器となるのです。
ここを切る道具がニッパー。
この話を聞き、家にあるニッパーを見てみることに。
私の自慢のニッパーは、100均で買ったとってもお得で、でもちゃんと使えるもの。
このニッパーとお店のニッパーを比べてみました。
【100均のニッパーとKNIPEXのニッパーを比べてみた】
今回比べたのはこのKNIPEX商品
●まず何も切らず握った感覚
100均の方がグリップが細く曲がっていて、あたりが強いような気がするが、問題ない程度。
●結束バンドをきってみる
100均 ぎゅっと力を入れるが切れづらい。よく見ると刃が当たっていない部分があるのではさむ位置を変えて力を入れると切れた。グリップが細くて力を入れないといけないので若干痛い。が、いつものことなので、こんなものだという認識。
KNIPEX サクッと切れる。力もほとんどいらない。100均で切った後なので、おぉ!と感動さえ覚える。
どうも100均の方ははさむ位置にコツがいる模様。
●切る部分を観察してみた。
よく見る。
100均にはギューッと握っても隙間があり、かみ合っている部分が少しなのに対し、KNIPEXは軽く握ってもピタッとかみ合う。
これが、切れやすい切れにくいの理由の一つなのか~
●結束バンドの断面も観察。
なぜかギリギリに刃を当てるのに、100均は切り残しがある。KNIPEXはつるつる。
この切り残しが、ケガにつながる!!!
なぜこのような切り口になるのか観察。
なぜか100均の方はV字の溝がある。KNIPEXは隙間なし。
このV字が切り残しになる。そしてケガとなる。こわいっ!
私はアクセサリー作りや革小物作成の時に、ニッパーを使うことがあるので、この違いを見るとちゃんとしたニッパーを買おうと思いました。
もちろん結束バンドを切る時に使うためにも!
小さなお子さんがいるおうちでは本当に結束バンドの切り口は気を付けていただきたいです!
【ニッパーを買う】
さて、買うとなると、このニッパーではなく、違うのを買おうと思っているのです。実は。。。
アクセサリー作りの時って、細い針金やマルカンなど結構細かいものを切ると思うのですが、切ったときに持っていない部分がぴょーんって飛んで行って、それを探すのが結構ストレスじゃないですか?しかも顔の方に飛んできたときには結構危ない!
そんなときに便利な、飛んでいかないニッパーがあるのです。
これで切ると、本来飛んで行っちゃう部分が残る。
角度を変えてみると挟まっています。
これで、安心して作業ができます!
100均は100円なりに使えるものもたくさんあるのですが、安全性を考えて、ニッパーはちゃんとしたものを購入する方がいいなと思いました。