こんにちは!!
上田です。
今日は、メンテナンスの際には必須!と言われるほど使用頻度が高い、ブレーキクリーナーをご紹介させて頂きます!
Vipro`s(ヴィプロス)チェーン&パーツクリーナーは、高性能な洗浄成分が入った優れたモデルです。
この洗浄成分は、原液タイプとしてご紹介している「TOYO ブレーキパーツクリーナー」にも採用されており、多くのユーザーから高い評価を頂いていますが、この強力なクリーナーのスプレータイプとも言える製品となります。
いずれも塩素フリーとなっていますが、塩素成分が含まれているクリーナーの洗浄能力にも匹敵する性能を発揮します。
Vipro`s チェーン&パーツクリーナーは内容量の多いロング缶(内容量:672ml)設定となっていますので、足回りやエンジン周辺のオイル&グリース汚れ洗浄に重宝します。
又、ゴム系の素材に対しても攻撃性が低い為、ブレーキや各種シールチェーンの洗浄にも対応しています。
(※ゴム類周囲の洗浄は出来る限り短時間で行い、チェーン&パーツクリーナー使用後にエアーガン等で洗浄液を飛ばす、もしくはウエス等でしっかりと拭きとる事をお薦めします。)
スプレー噴射ボタンは、大きな押しボタンタイプとなっているので、噴射圧力の調整がし易くなっています。
また、噴射作業の際に意外と面倒なノズルの付け替えが不要となる2wayノズルが採用されているんも大きな特徴です。
ストレートとワイド噴射は、ノズル部分を上下に倒すだけで切り替え出来るので、オイルが付着した手でも素早くセット可能です。
さらにノズル部紛失という事態も防ぐことが出来ます。
本体の説明文に「汚れを分解し、乾燥後に油分が残りません」とあったので、実際に試してみます。
今回、テストの比較として「Regulus(レグラス)ブレーキ&パーツクリーナー」を使用してみます。
そして、油分としてエンジンオイルとピストン&コンロッドを用意しました。
コンロッド下部にオイルを塗り、それを各クリーナーで洗浄してみます。
まずは、レグラス パーツクリーナーを噴射してみました。
噴射圧力が高めで油分を飛ばし洗浄といった感じでした。
また、どちらかというと乾きは早い方で、スプレー後、それほど時間を空けず写真を撮ったのですが、既に乾燥していました。
注目ポイントはコンロッドキャップの分割部分です。
表面の洗浄はかなり綺麗に行われましたが、内部に入りこんだ油分が残っている為、分割部分がオイルで湿っています。
コンロッド部分を綺麗に拭き改めてオイルを塗った後、今度はVipro`sチェーン&パーツクリーナーを吹き付けてみます。
スプレーした後、先程のレグラスとほぼ同時間で撮影したのですが、遅乾性の為殆ど乾いていません。
その後、しばらくして再度撮影したのが右側の写真です。
上部側にあまり洗浄液が当たっていなかった為、若干油分が見てとれますが、先ほどのレグラスと異なり、コンロッドの分割部分の湿りが殆ど無かったのが大きな違いです。
次にグリスを入れた容器に、それぞれのクリーナーを噴霧し洗浄液に浸してみます。
右側にレグラス、左にCPCを入れ、ノズルの先端を使って軽くグリスをかき混ぜてみました。
放置数分後の結果がコチラの写真です。グリスはどちらの容器にも残っていますが、かき混ぜた部分のグリスの溶解度が全く異なっていました。
この結果は、Vipro‘sの方が油に対する分解力が圧倒的に優れている事を示しています。その為、1回の使用量も抑える事が出来、経済的です。
実際に油汚れが酷い箇所で、Vipro`sを吹き付け、前と後を撮影してみました。
どちらもブラシやウエスなどは使わずに吹き付けただけですが、かなり汚れが落ちているのが確認出来ます。
遅乾性の為、吹き付けた後、ブラシやウエス等を使って洗浄を行えばより綺麗にする事が可能です。