本日ご紹介させていただくのは、ヨーロッパで最大のシェアを誇るドライバーメーカー、ドイツの“WERA(ヴェラ)”社が誇るダイヤモンドスクリュードライバーです!
大変人気の高い製品で、当社でも何度もご紹介させていただいておりますので、すでにご存じの方も多いかとは思いますが
まだご存じないという方もいらっしゃると思いますので、今回もう一度掘り下げてご紹介させて頂きたいと思います。
このアイテム、日本では大人気なのですが、本国ヨーロッパでは製造コストが掛かるという事で、一時生産中止となった事もございました。
しかし、当社からの熱い要望により再生産が開始され今に至ったという、今年25周年を迎えた当社の歴史の中でも非常に
感慨深いアイテムの1つです。
何故それほどコストがかかるのか、、、
それはドライバー先端に特殊な加工を施し、他のドライバーを圧倒するクオリティを持たせたからですっ!!
その特殊な加工というのは、、、
約3000もの細かいダイヤモンドの粒子を特殊処理により練り込ませていることです。
これによりダイヤモンドの硬度が先端の磨耗を限りなく防いでくれる為、耐久性は抜群!
本国ドイツで1Nmのトルクをかけて締め緩めを繰り返す耐久テストを行った際、通常3000回位耐えれば十分とされるところ、
このドライバーは10倍の30000回ものテストに耐えた実績があります。
また、耐久性・耐摩耗性以外にも、もう1つ大きな特徴があります。
それは、ネジへの喰い付きの強さ、つまりカムアウト防止性能の高さです!!
試しにネジに喰い付かせてみたところ、まるで磁力でもついているかのようにネジが持ち上がります。(もちろん磁力はありません)
さらに、ネジ側を持っても、ドライバーが落ちません!!(;゚Д゚)!!
さらにさらに、、、ネジ側に重りとしてSnap-onの3/8drラチェットハンドルをぶら下げてみても、、、落ちませんっ!!(;゚Д゚)エエッ!!
これだけ喰い付きの力が強いということです。
※上記のような実験は、あくまでも喰い付きの強さをお見せする為に行ったもので、実際にはドライバー先端を痛める行為に
なりますので、マネはしないでください。
ドライバーの使い方は、「押す力 : 回す力 = 7 : 3」となるようにご使用ください。
只、このドライバーはなまじ喰い付きが良い為、通常のドライバーではカムアウトしてしまうような力加減でも回せてしまうことがあります。
しかし、回せるからといって間違った使い方をしていると、確実にドライバーの消耗が早くなり、折角の耐久性の高さが意味を
なさなくなってしまいますので、その点はご注意いただければと思います。
ちなみに、WERA社ではもう1つレーザーチップドライバーというシリーズがあり、WERA社のラインナップの中ではこちらが
スタンダードとされています。
レーザーチップは、先端部分にギザギザの溝を設けているのですが、実は新品状態での喰い付きの良さはこちらの方が優れています。
しかし、消耗が早かったり、割れ易いデメリットもありますので、総合的に見てダイヤモンドドライバーの方が優れた機構と言えます。
ちなみに、先端以外にも特徴があります。
まずはグリップ、、、
WERA社ではクラフトフォームと呼ばれる独特のデザインを採用しているのですが、これはゴムボールを握った際の形状を参考に
作られており、手にしっかりとフィットします。
実際に力を掛けた時に、手にかかる負担が軽減され、高いトルク伝達が可能です。
そして軸部分には一般的な丸軸ではなく、六角軸を採用しています。
六角軸は丸軸よりも単純に太くなる為、強度が優れており、同時に、軸がグリップ内部と接触する面積が大きくなる為、
ねじれに強く、力の伝達効率があがります。
又、軸の根本にボルスターと呼ばれる六角部を設けられており、これは固着したネジを回す際にメガネレンチ等を
かけながら回す為のものです。
そして、ダイヤモンドドライバーにはスタビモデルも存在します。
こちらも元々当社がメーカーに依頼をして、作っていただいたモデルです!
狭い場所での作業の際に重宝しますよ♪
本日も最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!
小澤がお送り致しました。