今回は、
“LISLE トルクスアイデンティファー”です!
近年の自動車やオートバイ等に多く使われる様になってきたこの「トルクス」は、元々がアメリカのCAMCAR(カムカー)社がマイナス、フィリップス、ヘックスよりもトルク伝達性の良い規格として開発されました!
しかし、その「トルクス」のサイズを測る場合、ヘックスの様に対辺を計ってもサイズがわかり難いので、結構困ってしまう事があります。
そこで、今回のアイテムの出番という訳です。
樹脂製のプレートの先がトルクスの形状になっており、T10~T60までのサイズが組み込まれています。
これを実際のネジにあてがう事で、サイズを確認するというアイテムなのです!
さらに、T30~T60のプレートの裏側を見ると、そこにはトルクス形状の穴になっています。
これは「E型トルクス」と呼ばれるもので、欧州車のエンジン、車体周り等に使われていることが多く、最近の国産車でもエンジン周りに使われていることが多くなっています!
その際も独自のサイズ表記となっていますので、サイズを調べ様と思った時に困る事がしばしばある為、この機能は大変ありがたいです!
この時のサイズは、E6~E16になります。
勿論、お持ちのソケット等であてがってもいいのですが、こちらのアイテムは樹脂製なので、ボルトを傷付けることもなく、先端が曲がる様になっていますので、狭い所での測定も出来ます♪
写真の様な2種類の「トルクス」ボルトを用意しましたので、実際にあてがってみたいと思います♪
まずは、T型タイプのトルクスで、T10~T60と表記されている側を使って、大体のサイズを当ててみて、ピッタリはまるまで行っていきます♪
このT型(上記写真左)の「トルクス」ボルトの場合はT30がピッタリはまったので、このボルトはT30のサイズだという事になります。
次にE型(上記写真右)も同様にE6~E16と表記されている部分で当てていきます!
この時のボルトは、E14でピッタリ収まっていたので、このボルトはE14だという事になります。
以上の様に万が一、「トルクス」が突然現れていてもサイズがわからないといった事も減ることになります♪
※こちらのアイテムは、あくまで測定用であって、締めたり緩めたりする事は出来ませんのでご注意ください!
最後に、ボルトのネジ部が分かりづらいと言った場合に大変便利なのが、
“W.I.T. 4pcピッチゲージセット”です!
4枚のプレートにいくつかの穴が開いているのですが、そこには、ボルト径で、
①USS THREAD SIZEの#5、#6、#8、#10、#12、1/4、5/16、3/8、7/16、1/2、9/16、5/8、3/4inch
②PIPE THREAD SIZEの1/16、1/8、1/4、3/8、1/2inch、
③METRIC THREAD SIZEで2.5、3、4、5、6、7、8、10、12、14、16、18、20、22mm
④SPARK PLUG THREAD SIZEの10、12、14、18mm
といったサイズが振ってあります!
更に外側はピッチゲージになっており、
①で10、11、12、13、14、16、18、20、24、28、32、36、40、44TPI
②で14、18、27TPI
③で0.45、0.5、0.7、0.8、1.0、1.25、1.5、1.75、2.0、2.5mm
④で1.0、1.25、1.5mm
といったサイズになります!
使い方も簡単です。
ボルトのネジ部を穴に通してピッタリ入る所を読み、ピッチは同じようにあてがってみて、一致する場所を読み取ります!
ピッチゲージには、ボルトの頭を逃がす切り込みが入っていますので、常に水平で測れるようになっています♪
以上のアイテムは、常に使用する工具ではありませんが、あると大変便利になりますので、是非とも一つは持っておきたいアイテムです!
本日も最後までご覧頂きありがとうございました。