今日は、クイックスピンナーをご紹介致します。
私、恥ずかしながら工具屋に勤めるまでこの工具の存在を知りませんでした。
この工具を知った時は、何て勿体無い事してたんだろう・・・と、思うのと同時に、「これは友達に勧めないと!」と、思った記憶が御座います。
店舗へお越し頂く、客様の会話の中でも、「知らない」「存在は知っているが使った事が無い」 との、お話を良く聞きます。
ラチェットハンドルを使った事のある方なら経験があるかと思いますが、ハンドルをいくら振っても一向に作業が進まない・・状況を経験されているかと思います。
ボルトをハンドルで回し戻す際、ラチェットギアが空転する事で、ソケットとボルトはそのままになるべきですが、ギアの引き摺りによりソケットも一緒に戻ってしまう・・
これでは作業は進みません。
そこで登場となるのが、今回改めてご紹介するクイックスピンナー!
単体で使うものとしての認識も多く見受けられますが、ハズレでは無いものの本来の使い方としては、ラチェットハンドルの“補助工具”として使うのが一番良い使い方かと思います。
ラチェットハンドルに装着後、極力指で回せるだけ回し、渋くなってきた時点でハンドルを振るのです。
以前、お客様より聞いたお話ですが、、、
その方の勤める会社の作業コンテストが毎年あるそうなのですが、 全国から集まった精鋭達が決められた作業内容の正確性と時間を競うのだとか。
ある年に、その方がクイックスピンナーをポケットに忍ばせ、開始と同時にラチェットに装着!
そのお客様だけ、圧倒的な速さにて作業が終了した事を不審に思った審査員から、徹底的な捜査が始まったそうですが、作業時にクイックスピンナーを使った事を白状すると、次期コンテストより、“クイックスピンナー禁止令”が、発令されてしまったそうです!
上記は同じ条件にて、“クイックスピンナー無し”と”クイックスピンナー有り”を比較した動画です。
ご覧頂くと分かりますが、クイックスピンナー無しでの作業は約20秒、装着後は約10秒と半分!の時短が実現します。
初めて使うと、あまりの作業時間短縮に唖然とするかもしれませんよ♪
本日も最後までご覧頂きましてありがとうございました。