こんにちは!!
上田です。

今日は、今回のウインターセールでも紹介している、Snap-on(スナップオン)の人気ラチェットをご紹介させて頂きます!!

Snap-onでは勿論、他メーカーでも人気の高いラウンドフレックスタイプのラチェットです。
Snap-onでは以前に差込角3/8drで49ギアのラウンドフレックスモデルがラインナップされていましたが、その後モデルチェンジを行い、現在は100ギアのモデルとなっています。
送り角3.6°というとても細かい動作角と、軽いギアのタッチが特徴で、狭い場所でもわずかな振りで使用出来ます。
サイズ、形状は旧モデルと全く同じで、全長317mmとなります。
グリップは、旧モデルはプラスチックハンドルでしたが、現行モデルは滑り辛く、力の入れ易いエルゴノミック形状のラバーグリップとなっています。

このモデルは、 丸型ヘッドとなってりう為、小判型ヘッドと比較すると外径は大きくなりますが、ラチェットヘッドの中心部分で角度が変えられる=差込角と角度調整が同軸上となっています。
その為、 どの角度や方向からトルクを掛けても常に中心部分に力が加わる為、一般的な小判型首振りラチェットと比較して、力の逃げが少ないという大きな特徴を持っています。
小判型ラチェットで角度を付けて回す際に、ソケットがボルト&ナットから外れない様にヘッドを片手で抑えながら回す事が多いのではないかと思いますが、ラウンドヘッドラチェットの場合は、手を添えなくとも安心してトルクを掛けて回せるケースが多々あります。
その使用感は言葉では説明し辛いのですが、実際に2つのラチェットでボルト、ナットの締め緩めを行うとその違いが実感出来ます。

左画像:旧モデル (FH747A)
右画像:現行モデル (FHNF100)

ギアをバラして旧モデルと比較してみると、本体側のギアは明らかに細かい刻みになっているのが見て取れます。
ギアが細かくなればなる程、加工技術を要求される為、今回のNEWモデルも技術の進歩に支えられたモデルと言えるかもしれません。

左画像:旧モデル (FH747A)
右画像:現行モデル (FHNF100)

こちらがギア、ヘッドの主要パーツ部分です。
本体側のギアに直接噛み込むパウル部分を比較すると、こちらも同じく細かい刻みになっています。
刻みが細かくなると歯の1つ1つの大きさが小さくなり、強度的な不安も出てきますが、現行モデルではパウル側のギアの歯数、接触面積を多く取る事で力を分散し、ギアの強度を補う構造になっています。

ラチェットハンドルは用途やユーザーの使い勝手等の好みもあるので、一概にこれが良い!とは言えませんが、お使い頂いた事が無ければ是非試して頂きたいラチェットの一つです!