こんにちは!ワールドインポートツールズ 桑山です。

先日行われた「オートサービスショー2019」に行って参りました!

例年と会場が変わりTOYOTAの運営するMEGA WEB 近く、青海展示棟での開催です。

顔馴染みのメーカーさんも多く出展していましたが、その中でも吸い込まれるように向かったのが、ユーザーリピート率の高い「Z-EAL(ジール)」をリリースするKOKENのブースです。

Z-EALの売りである接合部の「ガタツキ」を抑える仕組みや従来品との違いをモックアップを使ってご説明頂きました。

ソケットの差込部に設けられたディンプル(窪み)を到来の半球型からクサビ型に変更しお互いに引き込む力を利用しガタツキを最小限としています。

また、別のモックアップでは従来のソケットとZ-EALとの差を体感できます。

全くダメージの無いボルトに始まり、角が崩れてしまった損壊率を70%、90%の三段階とし、それぞれのソケットがどの程度対応できるかを体感できます。

損壊率90%のボルトに関していえば単に丸としか思えない形状をしており、崩れたボルトに対応できるといわれる「サーフェイス」タイプを以ってしても全く役に立ちませんが、驚く事にZ-EALは対応できてしまうのです!

お客様からも「崩れて錆びたボルトでもZ-EALなら外せる!」といった話は事前に聞いていましたが、この結果を見て納得いたしました。

製品もさることながら、このモックアップが欲しい!

メーカーの方に「このモックアップが欲しいです!」とアピールしたものの華麗に流されてしまいました・・・

新商品候補の”参考出品”として、「誰でも簡単に扱える」との評価が高いクロスレンチの4711Xが、Z-EALシリーズにも仲間入りしそうです!

従来型からの変更点として、スライドハンドルをセンターロックとし不意なトラブルを未然に防ぎます。

また、回転軸の接触面積を最小とする事で従来品に比べ3倍回転するとのこと。

実際に回してみると抵抗感無くスルスルとよく回るのが分かります。

それと併せて先端に付けるソケットはホイールナット穴の内径を傷つけない保護キャップと底に付いた傷防止樹脂を設け、装飾されたホイールナットでも傷を付けずに作業可能です。

加えて次期候補として、HEXソケットにエクストラショートソケットと大型車用インナーソケットがノミネート。

1/4drに限っていえばナント全長22mm! ビットよりも短いですよ。

インナーソケットは四角形状の為入れにくいのですが、入口のザグリを大きく付けることにより導きやすくしています。

この手のソケットを使ったことがある方なら感じていたかもしれませんが、こういった小さな改善が使い勝手と時短へとつながるんですね。

正式ラインナップが待ち遠しい製品のご紹介でした!