どうしてもボルトがまわらない緊急時に工具を「延長する工具!」
作業をしていると、どう頑張ってもまわらないボルト(ナット)に遭遇することがありますよね?
ソケットレンチが使用できる場所であれば、長いブレーカーバー(スピンナーハンドル)を使用して、強いトルクをかけてまわすこともできますが、ソケットレンチが入らない場合はブレーカーバーが使えません。
スパナやメガネレンチしか入らない場所で、ロングタイプのレンチを使ってもまわせないとき、あなたはどうしていますか?
工具を無理やり延長していませんか?
ご存じの通り、工具は絶対に延長して使ってはいけません。とは言え、そのボルトを外さないと作業が先に進まず、仕事に支障が出てしまうケースも少なくないですよね?
ボルトが外せないことが原因で納期が遅れる事態になってしまっては、信用問題につながってしまいます。
また、「車が動かせないと困る!」など、プライベートでも作業が止まってしまうと、大問題に発展することもあります。
このように、どうしても作業を終わらせなければいけない状況は、仕事でもプライベートも発生します。それと同時に、何とかしてボルトを外さないといけない状況も、生まれてしまうのです。
そんなやむを得ない緊急事態のときに、使用して欲しいのがユニバーサルレンチエクステンダーです。
メガネなどのレンチ類を、21㎜の工具や1/2drのブレーカーバーで延長し強いトルクをかけることができます。
*21㎜のスパナ装着例
*1/2drのブレーカーバー装着例
角度を付けながら工具を延長できるのがポイント
21㎜の各種工具が使えるので、延長するだけではなく、障害物をかわすように角度を付けて延長することもできます。工具を延長すると、長さが出てしまい床などに干渉してしまうケースも少なくないですが、ユニバーサルレンチエクステンダーであれば、角度を付けることができるので工具が干渉するのをかわせるのです。
「ちょっとしたことでしょ?」と思われるかもしれませんが、床などに干渉してしまったら、ボルトはまわせないので外せません。また、床への干渉を避けるため、延長する長さを短くしてしまったら、力不足で同じくボルトは外せなくなってしまいます。
つまり、角度を付けられることで、ボルトを外せる可能性がグッと上がるのです!
さらに、延長目的ではなく、角度を付けて工具を使いたいときにも使用できます。そのままの状態で工具が使えないケースがあれば、レンチエクステンダーの出番かもしれません。
コンパクトサイズだから、収納も持ち運びも容易
ユニバーサルレンチエクステンダーのサイズは、たった85㎜。工具箱のスペースを、圧迫することなく収納できるサイズ感です。出張修理の際に、緊急用として工具箱に入れて持ち運んでも邪魔にはなりません。
逆に小さいので、工場などで保管するときは、なくさないように注意してください。いざと言うときあると、非常に便利な工具ですが、なくなってしまったら意味がまったくなくなってしまいます。
使用上の注意とお願い
ユニバーサルレンチエクステンダーは、緊急時にスパナやメガネなどを延長する工具です。常用せず、緊急時以外は絶対に使用しないでください。
また、工具を延長して使用すると想像以上に強いトルクがかかり、工具やボルトの破損につながる危険性があることを念頭に置き、十分に注意して作業を行ってください。