ヤスリと味噌!? 焼き入れの秘密。

みなさん、ヤスリに「味噌」が関係しているって知っていましたか?

何かの時に、「ヤスリって味噌を塗って焼き入れするんだよ。」という話を社長にされて…
「またまたご冗談を…、そんなの信じませんよ~」なんて言っていたら、「ホントだよ、実際ツボサンのロゴ、壷でしょ?あれ味噌入ってる壷から来てるんじゃないかな?」っと真面目に言われまして…

「えー?まさか??」と半信半疑どころか9割冗談だと思いながら、実際メーカーのサイトを見てみたら、ロゴに壷のマーク入っているし、味噌のこともしっかりと書いてありました。

しかもかなり「味噌」は大きな存在だったんです!!
ほえー…驚き(*゚Д゚*)

ということで、今回は、TSUBOSAN(ツボサン)のヤスリの魅力に触れながら、意外すぎる「味噌とヤスリの関係」について調べてみました!

ツボ画像

「TSUBOSAN ツボサン」とは?

全国シェア9割といわれるヤスリの産地「呉市仁方」で年間数百万本のヤスリを製造する日本を代表するメーカーです。
職人さんの丁寧な手作業と、磨き上げられた『技術力』『目利き力』
目詰まりせず、握りやすく、疲れにくい、一度使えば、性能の高さに手放せなくなるヤスリを提供しています!

「TSUBOSAN ツボサン」のヤスリの製造過程

【1】鍛造成型

長大な鋼材を裁断して、柄の部分を形作る加工をして、鍛造成形します。

【2】焼きなまし

圧延した金属を柔らかくして、加工しやすくします。

【3】研磨

職人さんが飛び散る火の粉の量を見て判断し、ベストな仕上がりになるまで慎重に側面と平面をそれぞれ研磨します。
次の工程に影響が出るため、高い精度が求められる工程です。

【4】目立て

ヤスリの命といえる、高速でヤスリの「目」を刻んでいく、最も重要な工程。熟練の技が必要です。
全自動式の機械もある中、ツボサンは基本的に職人さんが機械を動かし、目立て作業をしているそうです。

【5】焼き入れ

ここで登場するのが「味噌!!」
焼入れ前に味噌を塗ることで、味噌に含まれる塩分がヤスリを均一に冷却して、焼き入れをサポート。
そして、表面硬度を上げるために不可欠な炭素を刃から逃がさない効果があるそうです!!

【6】検品

ヤスリを一本ずつ人の目で確認。
検品のスペシャリストが厳しい検査をし合格した者が製品として販売されます。

味噌へのこだわり

味噌の調合はメーカーごとに異なり、企業秘密
しかも、目の粗さによって、塗る味噌の濃度も変わるそうで…。

ヤスリの産地「仁方」のメーカーに『ツボ』が付くメーカーが多いのは、それぞれの企業で独自に調合された味噌を壷に入れて大切に保管していたことが由来となっているみたいです。

ツボ画像

おー社長の冗談かと思っていたことが、ここで綺麗に回収されました~ヽ(o´∀`o)ノ

WITでの主なツボサン取り扱い商品

◆ ツボサン ブライト900 精密ヤスリセット BRST0556

精密タイプヤスリです。
見た目も美しく、ヤスリの目詰まりがほとんどない逸品。
平・半丸・丸・角・三角の5本セットです!

ツボサン ブライト900 精密ヤスリセット BRST0556商品画像

◆ ツボサン ブライト900:5pcセット BRST5052

木工製品、蝋、プラスチック、アルミ、銅材、金型鋼、ステンレス、陶器など軟質材から硬質材までどんなものでも削れます。
耐久性も高く、耐錆や耐蝕性にも優れ、多湿環境や海洋環境などの錆による劣化も防ぐ逸品!

ツボサン ブライト900:5pcセット BRST5052商品画像

◆ ツボサン 4pc 横に削るヤスリセット YKB-ST

一般的な縦に動かすヤスリではなく、横方向に動かして削ることが出来る業界初の革新的なヤスリ。
持ち手には削る際の向きが印字されていて、手前に引いて削る「引切用」と押して削る「押切用」の2種類があります。従来の棒ヤスリが苦手としていたパイプなどのR面も綺麗に作業できます。

ツボサン 4pc 横に削るヤスリセット商品画像

「一度使うと他のヤスリは使えない?!」というほど…
ツボサンのヤスリ、長年の技術が詰まった最高の一本が手に入りますよ!
「味噌」とともに受け継がれてきた職人技、ぜひ手に取って体感してみてください♪

他にもたくさんの商品を取り扱っていますので、「TSUBOSAN(ツボサン)商品一覧」をご覧ください!

まとめ!

ヤスリに限らずなのですが・・・
こうやって、ちょっとしたきっかけから、工具などの製造工程や企業がモノづくりにこだわるプロセスを調べてみると、普段何気なくインスタに上げたり、商品ページを作ったりする工具が、一つ一つこだわりを持って作られた、とんでもない商品たちなんだと、実感しますね∑(゚□゚*)
社長の冗談かと思った会話から、「へ~、ほ~」言いながら、勉強になった楽しい時間でした~!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました♪